長府の正円寺のご紹介

photo1浄土真宗本願寺派 正円寺
所在地:山口県下関市長府中之町6-6


正円寺の本堂は、明和三年(1766年)に建立されたものです。

その根拠は銀杏樹の根元にある鬼瓦です。この鬼瓦は、約40年前に本堂の屋根を修理したときに下ろしたものです。この瓦に、当時の瓦職人がヘラで「明和三年九月」と彫り込みを入れてあります。

お寺には「山号」と「寺号」とが有ります。「号」とは、名前というほどの意味です。昔、お寺は山の中にありました。そこで「○○山」にある「○○寺」という言い方で、山号と寺号が出来たようです。

正円寺は、昔(約三百年くらい前)は現在地から北方約1Kmの山中に有りました。当時そのあたりの地名を「鼓石つづみいし」と呼んでいました。現在の場所に移転した時に、昔あった場所の地名を記念に残すために、鼓石山こせきざん 正円寺しょうえんじと呼ぶようになりました。ちなみに正円寺が鼓石の山の上にあった時には、月光山がっこうざん 正円寺しょうえんじ と呼ばれていました。

長府のお寺の多くは、旧(江戸時代の)山陽道に沿って位置しています。その殆どは、江戸時代の中期に移転されたようです。当時の、長府毛利藩の何らかの政策により移転させられたものでありましょうが、その理由は今となっては分かりません。

正円寺の日々のお勤めを動画でご紹介

樹林墓地いちょうの里でのお盆法要の様子です。

「元旦会(がんたんえ)」の様子です。

「御正忌報恩講(ごしょうきほうおんこう)」の様子です。

正円寺の大イチョウ (県指定天然記念物)

photo-ichouこのイチョウの巨木は、正円寺の本堂前左側にそびえている樹齢1,000年と伝えられている雌木です。県下有数の巨木で、胸高周囲は約7.8m、地上約2.6mで五枝に分かれ、真上に伸びて、高さは約13mに達しています。山口県の天然記念物に指定されています。

銀杏樹は雌雄異株しゆういしゅです。

銀杏の樹通常の植物は一つの花の中に雄しべと雌しべがあり、一本(株)の植物に雄と雌が一緒に有る雌雄同種しゆうどうしゅです。
しかし銀杏樹は雄の木・雌の木と別れています。
正円寺の銀杏樹は雌樹で、秋には実がなります。
実が実るということは、花粉が飛んでくる範囲内の距離に雄樹があることになります。

気根きこん・通称『ちち

イチョウの気根「空気中に出た根」という意味です。『気根』は垂れ下がりやがて地面に接します。地面に接した『気根』から地中に根が生えて、やがて「幹や枝」を支え銀杏樹は大きく成長します。

気根が地上に届き根になっている非常に珍しい状態をこの木で見ることができます。
参道の中央に大きな気根が垂れています。
このような大きな気根は他ではなかなか見ることができません。
終戦直後の日本が貧しかった時代、「気根(乳)を割り煎じて飲めばお乳の出が良くなる」という迷信で、赤ん坊を育てるお母さんが気根を削らせてほしいと来られたものです。

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